少年サッカーと成長するブログ

サッカー少年団コーチのブログ

【その他】私のサッカー(前編)

私が本気でサッカーを始めたのは大学に入ってから、2年生になってからです。

中高は特に理由もなく無所属で、放課後は空いているバスケコートでバスケをしたり、野球同好会にしれっと参加したり気まぐれでテニススクールに通ったり、とにかくフラフラしていました。何がやりたいのか自分でもわかってなかったんですね。

サッカー自体は好きで球技大会はサッカーに出ていましたけど、完全に素人でした。

そんな中、大学に入ってからサッカーを始めたのは、なによりも中高でフラフラと過ごしているうちに逃してしまった、仲間と必死に泣きながら笑いながら打ち込む青春を取り戻したかったからです。周りの皆が乗り越えたものを自分は乗り越えていないことに猛烈な恥ずかしさを覚えて、どんなに辛くても続けようと、数あるサッカーサークルの中でもとびきり硬派なサークルに入会しました。(体育会サッカー部は未経験者不可で門前払い)

どれくらい硬派か?カッコいい先輩、同級生、後輩はいないかなぁって入会してくる女子達が、一日もたずに辞めていく、というエピソードがわかりやすいでしょう。サッカーしかしないし、怒鳴り声は飛び交うし、全く女子にかまわないし、なんなら邪魔だけど?みたいな。。隣の方できゃっきゃしてる青春謳歌系サークルとは真逆なサークルでした。皆そっちいっちゃいましたね。

そして入会した私ですが、初日からずっと怒鳴られていました。素人ですからガチサッカーメンバーの中では何にも出来ないのです。終いにはお前ボール触るな邪魔だから、と言われ半泣きです。

だから逃げたのです。恥ずかしいですが。頑張ると決めたけど、流石にこれは凹むわと。

それから毎日空き地やグラウンドの片隅で一人でボールを蹴ったり走ったり、ひたすら自主練しました。サッカーもたくさん観ました。スカパーの無料モニターに応募したら当選して、サッカーパックに入れたのも大きかったです。アパートの横に中学校があったのですが、そこのグラウンドに忍び込んだりもしました。良くないことですが。これはしばらくしてから先生や生徒に見つかったのですが、素直に練習するために貸してくださいとお願いしたら貸してくれました。田舎の方だったから寛容だったのかもしれません。

それでもう一回逃げ出したサークルに挑みました。辞めたんじゃなかったんだ?とか言われながら。

そこで「お前ましになったな、毎回練習来いよ」と少し認めてもらえたのです。これが大学2年生の時でした。

 

つづく