4年生はキャプテンがいます。
我々コーチ陣ではなく、4年生3年生が話し合って決めました。
キャプテンの彼はお調子者でムードメーカー。技術面でずば抜けているわけではないけど、フィジカルを活かしてゴリゴリ進むタイプで、性格は面倒見の良いお兄さんのような感じです。
ただちょっと感情の起伏が激しくて、すぐに怒鳴る割に言い返されると泣いてしまいます。
彼には、君の気持ちがダイレクトにチームの状態につながっているよ?だから出来るだけポジティブにいこう?と、事あるごとに話はしているのですがなかなか難しいですね。
自分がこのチームを引っ張っていくんだ、という気持ちが強いのだと思います。それは良いことです。
でも外から見ていると、実はチームメイトもそんな彼を支えているようです。チームメイトもキャプテンが言わんとしていることはおそらく理解しています。でも負けん気が強いのでついつい言い返してしまうという。
YouTubeでもご活躍されている那須大亮さんが、ちょうど配信された動画でおっしゃっていたのは、ただただ衝突するのではなく、目的を持って衝突することは悪いことではないのだと言うことです。自分達が強くなりたいから、強くなるためにはこうした方が良いと思ったから思ったことをぶつけあうのだよと。
ぶつけ合うことで場の空気は悪くなり、やがてキャプテンは泣きます。(そして大体グラウンドの隅っこに隠れちゃう。←10分くらいするとけろっと戻ってきます。)でもお互いに言い分はわかっているんですよね。うまく伝えたり受け止められないだけで。
彼らは明らかに強くなっています。もちろんあっちこっちで毎日サッカーをしているのもありますが、ぱっと見ただの喧嘩のようなこのぶつかり合いが、精神的にも彼らを成長させているのでしょう。
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